プラグ選択について

※ここに掲載する内容は、掲載される企業などを中傷するものではありません。
自分の乗る車がエンジンブローを起こし、致命傷に至り、エンジン乗せ変えという体験から
エンジンチューニング(ロムチューニングなど)を行い、その際に認識しておかなければならないリスクと、的確なパーツ選択を行い、リスクを回避すべくメンテナンスなどが非常に重要であり、エンジン状況に応じた情報を収集し、また、プロのアドバイスを得ることが大切であることを痛感し
これが多くの方々の参考となれば幸いと考え掲載させていただいております。
プラグメーカー各社から様々な仕様のプラグがアフターパーツとして供給されているが
この中で、エンジンを良好な状態に保つためには、定期的な交換と、エンジンに適したプラグを選択することが、とても重要だ。
間違えのない選択は、純正プラグを選択することが確実だろう、、、
しかし、様々なプラグが供給されている中、プラグを高性能にすることでエンジンレスポンス向上を期待して、選択に迷うと思う。
今ではカーショップ(量販店)などに行くと、イリジウムプラグが大々的に販売されている
プラグメーカーのホームページを見ても、イリジウムプラグが大きくアピールされている
さて、このプラグはいかかなものか!?
実は、私の車がエンジンブローした時に使っていたのはイリジウムプラグだった!
エンジン乗せ変えとなり、色々な方々から多くの情報をお聞きすることができました。
また、スマートに卓越したエンジニアやリューナーからも色々なアドバイスをいただきました。
イリジウムプラグを使用していて、エンジンブローと起こした!と書きましたが、色々といただいた情報、アドバイス、そして、エンジンの状態から、エンジンブローとイリジウムプラグの直接の関係は無いことだけは、先にお知らせしておきます。
しかし、イリジウムプラグが原因ではなかったが、いくつかの原因が重なり合いエンジンブローに至り、その要因の1つにイリジウムプラグの存在が見え隠れするところだ。
今回、降ろしたエンジンをチェックしてみると
・インタークーラーファンの配線が切れていてファンが回らない状態となってしまっていて、吸気温度が常に高い状態だった
・ターボタービンにクラックが入っており、ブーストが不安定な状態だった
大きくはこの2つのトラブルが重なって、エンジン(シリンダー内)が以上高熱となった
が、イリジウムプラグが高性能であるため、この状態でも追従性の良い特性が、エンジンをまわし続けてしまった!
結果、シリンダー内の異常高温が続き、バルブが溶けるように破損してしまった。。。
と、いくつもの原因が重なり合い、致命傷に至った! と考えている
ただ、寄せられた情報の中で、この、シリンダー内の異常高温によるバルブやピストンなどの破損によるエンジンブローは、ノーマルプラグでも、4極プラグでも起こっているという、スマートの未知の持病のようなトラブルのようだ!
ただ、発生件数の中で、イリジウムプラグを装着していてブローしたケースの数が圧倒的に多いことに気がつく。
プラグメーカーにこのトラブルを報告すると、即日にプラグが回収され、プラグの検証が行われた!
しばらくして送られて来た回答書には、使用されていた6本のプラグのあらゆる面からの検証がおこなわれ、その結果、プラグとして、製品として、まったく問題の無い製品であった旨の回答があった。
プラグの検証は、驚くほどの精密ないくつもの検査が行われており驚かされた!
さらに、この検証を行ったメーカーの技術者と話をすることが出来たので、色々と質問をしてみた
まず、イリジウムプラグが大々的に販売されているが、プラグを高性能化するだけで高価は期待できるのか?ノーマルECUの燃調や点火タイミングなどで対応するのか?
ようは、普通ガソリン仕様エンジンにハイオクを入れても!?
逆に、ハイオク仕様に普通のガソリンを入れても!?
と同じようなことになるのでは?
と、訪ねると、明確な回答は得られなかった!
プラグを高性能化することである程度のレスポンスアップは期待できるが、過剰期待はしてほしくないという方向の話だった。。。
それにしては、ホームページなどのアピールは矛盾しているのでは? と問いかけると
確かに、現在の製品アピールでは、過剰期待されてしまうので改善するべきと考えているようだった
また、各車種への適合について、国産車については、ある程度の実車データを得ながら商品開発が行われているため、イリジウムプラグによるエンジントラブルの心配は無いと自信の回答だったが
輸入車に対しても適合表に適合記載があるがこれは? と訪ねると
輸入車の適合は、あくまでも、ノーマル相当形状同等品であるため、取り付け可能です!
という記載だそうだ !Σ(◎o◎;)
このようなことから、私は、現在、4極プラグで、上3本は1つ冷番にして、ロムチューンに合わせたプラグ選定にして、安全パイを選択している。
また、さらに安全パイを選択して、下3本はノーマル(6番)上3本は1つ冷番(7番)をチョイスしようと思っている。

以上、メーカーのコメントなどを含めながら、あくまでも個人的な考えが多きところだが、車のメンテナンスをして行く中で、参考情報となれば幸いと思います。
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